鱧(はも)/今日の俳句 ≪第2137号≫
≪2016年(平成28年)5月15日(日)≫(旧暦4/9)
余り多く酒たしなまず鱧茶漬
青木月斗
鱧ちりの氷りを白布にて砕く
右城暮石
京にありて祭鱧食ぶひたすらに
金子兜太
好きやねん天神祭鱧の皮
坪内稔典
大坂の人とし老ゆる鱧の皮
田村木国
※ 鱧・水鱧
アナゴに似て、それよりもはるかに大きく、体長一二〇センチに達するものもある。口と歯が大きく、吻(くち)が長く、尖っている。体の上部は灰褐色、下部は白い。南日本に産し、おもに関西方面で賞味される。出はじめの小さいのを水鱧という。
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
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※☆*わが友に贈る*☆※
新しい発想
果敢な行動が
時代を変える力だ。
後継の青年部よ
その先頭に立て!
2016年5月15日
※☆*寸 鉄*☆※
座談会たけなわ!全員が主役、全員が勝利者だ。励まし対話の風を地域へ
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沖縄の本土復帰44年。最も苦しんだ地こそ最も幸福に!誓いの師子が立つ
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福島県婦人部の日。皆様の祈りで福光の新時代は必ず。太陽の母に最敬礼
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国連の「国際家族デー」。世界の平和も家庭の平和から。一家和楽の信心で
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公明は政策の立案・決定の現場で統率力を発揮―学者。実力と実績で光れ
【聖教新聞:2016年(平成28年)5月15日(日)付】
※☆*名字の言*※
埼玉に住む知人を訪ねた時のこと。道端に、タンポポなど、いろんな種類の雑草が。いつもは気に留めないが、あらためて観察すると、生える場所は草花ごとに細かく分かれ、一つの場所には一つの品種が、集中的に茂っていた
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自然界のおきては「適者生存」。「ナンバーワン」しか生きられない――生物学で「ガウゼの法則」と呼ばれるが、ではなぜ、道のあちこちに、一つの品種だけではなく違う花が咲くのか。それが「棲み分け」と呼ばれる生存戦略である。「すべての生物がナンバー1になれる場所を持っている」(稲垣栄洋著『植物はなぜ動かないのか』筑摩書房)のであり、序列があるわけではないのだ
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人間の生命にも、優劣はない。個性があるだけだ。その個性に応じて、必ず輝ける場所がある。それを見つけ、可能性を最大に発揮していける人生は幸福である
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その哲学を法華経は「三草二木の譬え」で表現した。同じ太陽の光、同じ雨を浴びながら、それぞれの草木が個性に応じて花を咲かせ、実をつける。人間の幸福も同じである、と
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万人成仏の法理を掲げ、個性も境遇も、置かれた国情や社会風土も違う一人一人の心に、希望の花を咲かせてきた創価の運動が、いかに尊いか。路傍のタンポポが教えてくれた。(由)
【聖教新聞:2016年(平成28年)5月15日(日)≫付】
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【コラム「北斗七星」】
公明新聞:2016年5月14日(土)付
「送料無料」。インターネット通販などでは、おなじみの表示ではある。対象購入額に少し足りないとなると、お目当てではない商品をつい買ってみたり
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もちろん、輸送コストがゼロでないのは百も承知とはいえ、ある取材で懇談したトラック運送業の関係者は、そうした状況に眉をひそめた。「どんなに優れた商品も、消費者に届けてこそ価値を生む。物流の果たす役割が、過小評価されはしまいか」と
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先日、講演した石井啓一国土交通相(公明党)は、安定した物流システムの構築が今後の経済活性化に不可欠との見方を示した上で、「トラックは、荷台の半分を“空”の状態で走り、走行時間の約4割を渋滞待ちに費やしているのが現状」と指摘。輸送効率の向上に力を注ぐ考えを強調した
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物流の変革が、新たな価値を生む事例もある。昨年、羽田空港内にお目見えした魚市場では、全国各地から鮮魚を空輸。これまでは鮮度保持が難しく、販売ルートに乗りにくかった魚種にも高値が付くと聞く
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青函トンネル内を走る在来線貨物列車では、新幹線型コンテナ車の導入を検討中。スピードアップが実現すれば、今は輸送期間を見越して早めに収穫している農作物も長く成熟させられる。地域産品のブランド力を高めるためにも、物流が担う役割は大きい。(武)