葭切/今日の俳句 ≪第2179号≫
≪2016年(平成28年)6月26日(日)≫(旧暦5/22)
言問はむ真間の芦洲に啼くげげす 臼田亜浪
夕潮の満ちわたりけり葭すゞめ 日野草城
葭切や晒布に重石拾ひ置く 高田蝶衣
子育ての大声同志行々子 加藤楸邨
目の前にあつて葭切鳴くことよ 外川飼虎
※ 葭切・行々子・葦雀
ヒタキ科の夏鳥で、大葭切と小葭切がある。大葭切は雀より少し大きく鶯型である。背面はオリーブ色を帯びた淡褐色、下面は黄白色。夏季、沼沢・河畔の蘆も繁茂する所に巣を作る。ギョギョシギョギョシと鳴くので行々子とか葭原雀ともいわれる。小葭切は蘆原の他に乾燥した草原でも見られる。
【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】
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※☆*わが友に贈る*☆※
広布のための労苦は
全てが偉大な功徳に!
友のための行動は
全てが人生の宝に!
はつらつと最前線へ!
2016年6月26日
※☆*寸 鉄*☆※
一人の勇気ある信心から一切の勝利が開かれる―恩師。青年よ立ち上がれ
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兵庫壮年部が驀進!腹を決めた男は一騎当千だ。天下一の常勝の大万歳を
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「断じて行えば、鬼神も之を避く」司馬遷。わが誓いの最高峰を堂々登攀
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「国際麻薬乱用撲滅デー」青少年に忍び寄る魔の手許すな。社会全体で根絶
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公明は「国民益」を実現する不可欠な存在―識者。人間の幸福へ死力尽くせ
【聖教新聞:2016年(平成28年)6月26日(日)付】
※☆*名字の言*※
熊本の「天草エアライン」は、座席数48のプロペラ機1機しかない、日本一小さな航空会社。今回の地震では、臨時便の運航などで地域の足を支えてきた
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飛行機が着陸すると、台車を押して近づき、荷物を運ぶ男性がいる。機内に乗り込んで掃除もする。保安検査のうち、資格の要らない業務も手伝う。男性とは、同社の社長である
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倒産の危機に直面する中、「この人はこの会社を本当に良くしたいと思っている。自分たちも力になろう」との思いが社員に芽生えた。社長は自ら範を示しつつ、「自分の部署のことだけを考えずに会社全体のために動くこと」を訴えた。「社員全員が社長である」と(鳥海高太朗著『天草エアラインの奇跡。』集英社)
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フォークリフトを扱う企業で、全国の営業員約400人のうち1位の成績を収めた北海道の男子部員がいる。整備部門から、未経験の営業部門へ異動した時、“会社のため、やるなら営業部長のつもりで”と決意したという。その上で、3年間通い続けた末に新規開拓するなど、粘り強く挑戦を重ね、結果を出した
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大局観に立って考える。その上で、“評論家”にならず、一重深い使命感を持って率先垂範し、目下の課題に全力で挑む。その人には限りない成長が約束されている。(鉄)
【聖教新聞:2016年(平成28年)6月26日(日)付】
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【コラム「北斗七星」】
公明新聞:2016年6月25日(土)付
国政選挙としては今回の参院選から、投票所に18歳未満の子どもを連れて入ることが認められる。このことを話すと「ええ? 今までダメだったんですか!」という声が返ってくることも。今までは小学校入学前の「幼児」や「やむを得ない事情がある」と認められた人だけだった
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筆者も覚えがある。入学前の息子と一緒に投票所に入ろうとしたところ係員に制止され、しばし押し問答になった。大柄な子どもだからだろうが、決して気分の良いものではない。まして、お母さんたちにとっては、投票所の敷居はずいぶん高かっただろう
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近所の若者に公明候補のことを話したら、「でも、日曜日、仕事なんですよ」という。もしや、と思って聞いてみると、期日前投票のことを知らなかった。ついでに説明すると「でも、その宣誓書って面倒そうですね?」
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特段、面倒な書類ではない。仕事はもちろん、レジャーや買い物などと理由を書けばよい。印鑑もいらない。などと伝えるとようやく「それなら」と笑顔がこぼれた
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18歳からの選挙権が初めて実施される国政選挙でもある。若い人たちが、自分の1票によって政治や暮らしを左右できると実感できる貴重なチャンスだ。知らないまま、「仕事が」「子どもが」と気後れしているかもしれない方に、ぜひ教えてあげたい。(繁)