浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

秋鯖/今日の俳句≪第2235号≫

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≪2016年(平成28年)8月21日(日)≫(旧暦7/19)


 ふるさとの秋鯖語る女将かな     吉田汀史

 朝市の秋鯖ぴんと襟ただす      辻村拓夫

 秋鯖の匂ひ湯舟に持ち込みぬ     志方章子

 丸太ン棒の如き秋鯖捌きけり     阪口美枝子

 秋鯖のいろを信じて買ひにけり    柴田志津子

 

※ 秋鯖・秋の鯖
 日本の近海では、近年サバの漁獲高は年々ふえる一方で、イワシの減ったのと対照的であるという。ホンサバとゴマサバとがあり、前者は北方系、後者は南方系で、どちらも一年じゅうとれるので、価が安くて大衆魚として親しまれている。ゴマサバはからだが丸いので(まるさば)とも呼ばれ、夏のあいだだけは、あぶらが多くて美味。ホンサバはからだが平たいので(ひらさば)ともいい、春から夏にかけての産卵で、夏はやせて味が落ち、秋にはいると餌(え)を食べてあぶらがのり、いちばんうまい季節となる。(秋鯖は嫁に食わすな)という俗言がある。鯖釣は、他の釣ほどの妙味はないが、おもしろいほど釣れるので、秋の沖釣では、鯵釣とともに盛んである。生きのいいのは、何にこしらえても美味。鯖漁は沿岸では手ばね一本釣による。
→鯖(夏)

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*☆※


 運転中の速度超過や
 携帯電話の操作は厳禁!
 「自分は大丈夫」との
 油断が大事故の因だ。
 断じて魔を打ち破れ!
 
      2016年8月21日

 


       ※☆*寸 鉄*☆※


 広布を成し遂げるのは、君たち青年の力なのだ―恩師。誓願を胸に前進!
      ◇
 各地でファミリー大会が楽しく。皆が宝の人、皆が使命の人。励ましで包め
      ◇
 ドクター部・白樺の友の献身に感謝。創価の薬王菩薩に三世不滅の大功徳
      ◇
 「日蓮さきがけしたり」御聖訓。まず幹部から!率先の行動で勝利を開け
      ◇
 介護休業制度が今月から順次改善と。離職ゼロ・支援拡充へ公明が総力を


聖教新聞:2016年(平成28年)8月21日(日)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※


長野県の高原地域には、ダイコン畑の畝のあちこちに、オレンジ色のマリーゴールドが咲いている。他の畑には、白い花弁のカモミール

これらの花は、美しいというだけで植えられた訳ではない。ダイコンの脇に咲くアフリカマリーゴールドは、農作物への病害虫の繁殖を防ぐ。カモミールはキャベツ等の近くに植えると、同じ効果がある。こうした、互いに良い影響を与える植物を「コンパニオンプランツ(共栄作物)」という

花が咲く姿は、それだけで美しいが、自分が命を咲かせることで、他の何かを守り、助けていると思えば、一面の花々も、一層いとおしく思える

仏典は色とりどりの花に彩られている。「妙法蓮華経法華経)」という名前にも「蓮華」が含まれる。釈尊が誕生した時、天が「曼陀羅華」の花を降らせ、入滅した時、沙羅双樹の花が、その身に降り注いだと説かれる。池田SGI会長はその点を踏まえ、語った。「花は『冬は必ず春となる』象徴である」「花は、生命を愛する『平和』の象徴である」と

マリーゴールド花言葉は「生命の輝き」、カモミールは「逆境に耐える」であるという。自身も宿命と懸命に戦いながら、人を守り、育み、励ます――妙法の同志の姿こそ、花のように輝いている。(由)


聖教新聞:2016年(平成28年)8月21日(日)付】

 

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