浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

鰍(かじか) /今日の俳句 ≪第2238号≫

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≪2016年(平成28年)8月24日(水)≫(旧暦7/22)

 

 こまごまと串にし鰍焼けるかな     野村喜舟

 磨崖仏河鹿鳴きつゝ暮れたまふ     水原秋桜子

 山高く鰍突く魚扠かざしけり      吉田冬葉

 吊橋の人に見られて鰍突く       奥田可児

 鰍焼く驟雨に赤き火を守りつ      多田てりな

 

※ 鰍(かじか)・石伏・石斑魚・川をこぜ・ぐず・カジカ・鰍突く
 カジカ科の体長三~五センチ(一寸~一寸七分)ぐらいの淡水魚。川にすむ魚だが、流れの早い水の清らかな渓流を好み、底の岩や砂礫にはりついたようにしている。夏、箱眼鏡でのぞいて、ヤスで突いてとらえるのは、多くこの魚である。からだの上部が暗灰色で、下方が白く、川底にすむに適し、一種の保護色をしている。とらえたときに、つかんで手のひらなどを傷つけられるのは、背ぶれの棘に刺さるからである。串に刺して、あぶって、醤油をつけてまるごと食べたり、焼き干しにしたものを煮びたしなどにするが、ハゼなどよりもはるかに美味。昔は、この魚は鳴くと信じられていたが、同音の河鹿と混同されたもので、発音器官はない。カジカ科に属する日本産の魚は淡水・海水を通じて三十数種に達するが、ガンコ・ヤマノカミ・ナベコワシ・ノロカジカ・イダテンカジカなどこっけいな名のものがあり、習性や生態には興味尽きないものがある。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*☆※


 御聖訓「ちかいし願
 やぶるべからず」。
 わが誓願に生き抜く人が
 真の勝利者なり!
 人生を劇の如く!

      
      2016年8月24日

 

 


       ※☆*寸 鉄*☆※

 会長の入信記念日。妙法流布の激闘に感謝。いざ師と共に希望の大航海へ
      ◇
 全国で座談会。学会伝統の最重要行事だ。全幹部が清新な前進の息吹送れ
      ◇
 壮年部の日。大将軍が立てば皆の勇気は百倍!わが地区の勝利の黄金柱よ
      ◇
 「二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり」。一対一の対話を粘り強く
      ◇
 聖教は言論戦の雄たれ―恩師。戦う人間機関紙を誓う。本紙創刊原点の日

聖教新聞:2016年(平成28年)8月24日(水)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※


「手帳を買ってまず書き込むのが、折伏した相手の入会記念日です」と壮年部の友。弘教は70世帯を超えるが、毎年、一人一人の記念日の前後に連絡を取るという。「第二の人生を踏み出した大切な日ですから」

信心を始めたからといって、人生行路はいつも順風ばかりではない。逆風や嵐の日もある。中国の古典には「事窮まり勢蹙まるの人は、当にその初心を原ぬべし」(『菜根譚』今井宇三郎訳注)とも。行き詰まった時、初心の決意に帰ることが、打開への転換点になる

仏典では、全ての菩薩は、初めて悟りを求める心を起こした時、四つの誓願(四弘誓願)を立てると説く。その第一が「衆生無辺誓願度」――“全ての衆生を幸福に導く”との誓いだった。個々の願いをかなえたいと信心した人も、仏法の眼から見れば、広宣流布という大理想を誓った地涌の菩薩。この三世の原点に立てば、無限の勇気が湧く

「この世から一切の不幸と悲惨をなくしたい」との戸田第2代会長の言葉に打たれ、69年前のきょう、池田SGI会長は入信した。「わが胸には、戸田城聖先生の弟子として第一歩を踏み出した、あの十九歳の夏の初心が今も明々と燃えている」と

その「広宣流布の信心」に連なり、人間革命の挑戦を開始したい。(献)

聖教新聞:2016年(平成28年)8月24日(水)付】

 

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俳句 ≪第2238号≫