二月尽/今日の俳句 ≪第2425号≫
≪2017年(平成29年)2月27日(月)≫(旧暦2/2)
みちのくにはん女の訃報二月尽
粟野孤舟
二月尽くかがやかざりし一日もて
綾部仁喜
粗朶の束納屋に崩れて二月尽く
高原一子
鳶の乗る空気重たき二月尽
正木浩一
引締まる虎の土鈴や二月尽
篠原幸子
※ 二月尽
二月の尽きること。ようやく寒気もゆるみ、春の訪れを肌で感じ始める頃である。近代以降に用いられるようになった季語だが、寒さからようやく解放された安堵感を表す。
【「現代俳句歳時記(春)/角川春樹編」(角川春樹事務所)より転載】
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※☆*今週のことば*☆※
「師子王は前三後一」
小事にも油断しない。
奮迅の祈りと勢いから
道は劇的に開ける。
いざ師子王の心で勝て!
2017年2月27日
※☆*寸 鉄*☆※
会長の姿に師と共に生き抜く真実を見た―博士。仏法は師弟。後継よ続け
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各地で「女性の日」。婦女一体の前進で地域に希望の光。賑やかに対話拡大
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何が必要かよりも自分に今、何ができるかを問え―魯迅。今日も一歩前へ
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広島の原爆資料館の入館者が過去最多に。核なき世界へ平和の思潮今こそ
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大学生の半数、読書時間0と。青年は深き思索の時つくれ。開く習慣から
※☆*名字の言*※
道路際のフェンスが、ふと目に留まった。数日前に設置されたばかりなのに、もう植え込みの植物がつるを絡ませ、伸びようとしている
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たくましい生命力を感じるとともに、「葛は大きな松の木にかかって千尋に伸びることができる」(御書26ページ、通解)との御聖訓を思う。葛のつるは1日に30センチも伸びることがある。多くの植物は自らを支えるために力を使うが、葛は伸びる方に“集中”できるからだという
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青年が多く育つ地区の座談会に出席すると一つの共通点に気付く。会場の後方に必ず、いすに座って静かに皆を見守る草創の大先輩たちがいるのだ。著しい発展を遂げる各国SGIでも同じだった
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ドイツには炭鉱労働者や看護師として働きつつ広布を開いた先輩。スペインには学会を襲った障魔に動じず信心を貫いた壮年や婦人――。風雪に揺るがぬ大木があってこそ、葛はどこまでも伸びる。大仏法を体現してきた池田先生、また共に広布に尽くす草創の先輩方ありて、世界広布も青年拡大もある
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「植えた木であっても、強い支柱で支えれば、大風が吹いても倒れない」(同1468ページ、通解)との御金言がある。新時代を伸びゆく青年世代と見守り支える先輩世代。それぞれの使命を自覚する時、どちらの胸にも新たな力が躍動する。(洋)
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