春の暮/今日の俳句 ≪第2463号≫
≪2017年(平成29年)4月6日(木)≫(旧暦3/10)
地に添うて鶏の一日春の暮 桂信子
憤死の塚 屠腹の塚の 春の暮 伊丹三樹彦
あはれとは生きの験の春の暮 野見山朱鳥
さみしくて桃子と遊ぶ春の夕 村山故郷
揺れ椅子の揺れやまぬ間の春の暮 細見綾子
※ 春の暮
春の夕べである。秋の暮と違って、夕暮れの光が明るく空気に甘く、万象が生き生きと輝き、道行く人の顔も溌剌と美しい。
→暮の春(晩春)
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
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※☆*わが友に贈る*☆※
頑張れフレッシュマン!ー新社会人ー
「誠実」「忍耐」「真剣」
この3点を貫く人に
信用という財産は輝く。
皆の健康と栄光を祈る!
2017年4月6日
※☆*寸 鉄*☆※
「師子王の剛弱を嫌わずして大力を出す」御書。今を全力。それが歴史と
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人民を信頼せずに革命はできぬ―周総理。同志と共に。団結が学会の強さ
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世界を変えるといっても一対一の対話から―戸田先生。地道に友のもとへ
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振り込め詐欺被害は企業にも。社会の悪を断じて許すな。衆知集めて撃退
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春の全国交通安全運動。飲酒運転は厳禁。ベルト着用も徹底。油断を排せ
※☆*名字の言*※
パイロットを夢見る少年部員が空港を訪れた。春休みを利用した“社会科見学”である
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案内役は副操縦士。鉛筆を手にした豆記者から質問が飛ぶ。飛行機の重さは? 燃料はどこに積むの? そして「パイロットになるために大切なことは?」。答えは「勉強も大事。体を鍛えるのも大事。でも一番大事なのは『親孝行』かな」。メモを取る少年の手が止まった
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父や母は最も身近な存在ゆえ、つい感謝を忘れがち。だが「当たり前」を「ありがとう」の言葉に置き換えられる心こそ、パイロットに必須の資質だという。旅客機を飛ばすために、どれほど多くの人が汗を流しているか。クルーや整備士、貨物や清掃のスタッフ、営業や旅客担当者……。「感謝の言葉は心をつなぐ。みんなの心が一つになって初めて最高の仕事もできるんだよ」と副操縦士は言った
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文豪ゲーテの至言に「感謝しなければならぬ人と出あいながら、感謝をわすれていることが、どんなにしばしばだろう」(大山定一訳)と。御書には「言と云うは心の思いを響かして声を顕すを云うなり」(563ページ)と仰せである
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飛行機が人を運ぶ乗り物なら、言葉や声は「思い」を乗せて運ぶもの。向かう先は相手の「心」だ。感謝の気持ちも目的地に着いてこそ、である。(恭)
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