浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

2016-05-13から1日間の記事一覧

麦の秋/今日の俳句 ≪第2135号≫

≪2016年(平成28年)5月13日(金)≫(旧暦4/7) 麦秋の星白雲にひそみけり 西村公鳳 すぐそことずつと遠くが麦の秋 加倉井秋を ラスコーリニコフが戻る麦の秋 坪内稔典 上空が渦巻いており麦の秋 五島高資 家々を時報とびだす麦の秋 片山由美子 ※ 麦の秋・麦秋・…

力走/四十二〈小説「新・人間革命」〉

【力走/四十二】 法悟空 内田健一郎 画 (5799) 山本伸一は、午後三時過ぎ、高知駅から急行列車に乗り、土佐清水市の高知研修道場へと向かった。 車窓には、小高い山々が連なっていた。暦のうえでは、既に冬だというのに、美しい深緑の山並みが輝き、…