年用意/今日の俳句 ≪第1989号≫
≪2015年(平成27年)12月19日(土)≫師走(旧暦11/9)
年用意靄あたゝかき日なりけり
久保田万太郎
山影の水仙を剪る年用意
城戸雅子
病僧やかさりこそりと年用意
川端茅舎
眞直に晩年が来て年用意
三浦澄江
水汲んで燈台官舎年用意
平野文子
※ 年用意
新年を迎えるにあたって、いろいろの支度や用意が必要だ。松飾り、注連飾りなど、年神様を迎える直接の用意。
煤掃、畳替、塀や垣のつくろい、正月用品の買い物に出かけたり、農村では年木取り、松迎えなど。子どもたちの春着を縫うのなども年用意と考えてよいだろう。春支度も同じことである。
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
※☆*わが友に贈る*※
簡単にできたものは
容易に崩れてしまう。
一歩一歩堅実に
揺るがぬ基盤を築け!
水の流れる如く前へ!
12月19日
※☆*寸 鉄*☆※
会長(SGI)の言論は幸福の価値発信し地域の絆を結ぶー識者(アルゼンチン)。最高峰の哲学胸に
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「いかなる事ありとも・すこしもたゆむ事なかれ」御書。試練こそ成長の因
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本当の偉さとは生涯かけて恩を返すことー恩師。青年よ報恩の道を断固と
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呼吸器感染症(RSウイルス)が拡大と。乳幼児は肺炎などの重症化も。消毒、マスク着用を
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大掃除の時期。怪我の大半は中高年と。高い所は無理をせず。安全第一で
【聖教新聞:2015年(平成27年)12月19日(土)付】
※☆*名字の言*☆※
未来部員に教わったクイズを一つ。「一日増えると一日減るものは?」。答えは「日めくりカレンダー」。大みそかに近づくほど、一年の残り日数が減るのが分かり、もう一踏ん張りと心に期す
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無味乾燥な数字にも、数量以上のものを見るのが人間だろう。作家の吉行淳之介さんは、数字を人になぞらえて語った。「3っていいね。相手を待っているって感じもあるな(笑)。8になるのをね」(『向田邦子全対談』文春文庫)
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『字通』には、漢字の「五」が「伍と通じ、なかま」の意味を持つとある。東日本大震災から5年目の今年は、「仲間」の大切さを、あらためて感じる一年だった
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福島の婦人部の友が語っていた。「震災と原発事故から5年目にして感じる“今の苦しみ”がある。その試練と戦う友に寄り添う決意を新たにしています」「明日が不安で涙したことはない。ただ、久々に会った友と目が合った瞬間、負けずに歩んだこれまでの苦労をお互いに感じ、涙ながらに、たたえ合うことはあります」
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間もなく震災から5年目の年越し。「『共に』という心と行動のなかに、日蓮仏法の真髄の精神がある」との池田SGI会長の指針を胸に、過ぎゆく一日一日を悔いなく、友と語らい、励まし合って進みたい。
(白)
【聖教新聞:2015年(平成27年)12月19日(土)付】
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