浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

常楽(22)/小説「新・人間革命」

 

【常楽22】

 十月二十一日午後、十月度の本部幹部会が東京・板橋文化会館で行われた。

 この日の指導のなかで、山本伸一は、学会歌を制作してきた真情について語り始めた。

 「私は、本年、各方面や県、また各部から強い要望があり、歌を作ってまいりました。同志の皆さんは、来る日も来る日も、苦労に苦労を重ねて学会活動に励んでくださっている。そうした方々に、心からいたわりの言葉をかけ、御礼、感謝申し上げたいというのが、私の思いでありました。

 そこで、歌を贈ることで、皆さんが喜んでくださり、せめてもの励ましとなり、希望になるのであればと、拙い歌ではありますが、一生懸命に作らせていただきました。

 今回も、婦人部並びに茨城県創価学会からの要請があり、新婦人部歌として『母の曲』を、茨城の歌として『凱歌の人生』を作詞いたしましたので、本日、この席で発表させていただきます」

 そして、「母の曲」の歌詞が紹介された。

  

 一、幼子抱きて 汗流し

   尊き元初の 使いをば

   果たせし日々の 晴れ姿

   誰か讃えむ この母を

   

 二、名も無き城を 守りつつ

   小さな太陽 変わりなく

   あの人照らせ この人も

   やがて大きな 幸の母

   

 三、ああ悲しみも いざ越えて

   母の祈りは けなげにも

   嘆きの坂の 彼方には

   城の人々 笑顔あり

   

 四、母はやさしく また強く

   胸に白ゆり いざ咲きぬ

   老いゆく歳も 忘れ去り

   諸天も護れ この舞を

   誉れの調べ 母の曲

 

【「聖教新聞」2016年(平成28年)1月27日(水)より転載】


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