浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

早春/今日の俳句 ≪第2037号≫

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≪2016年(平成28年)2月5日(金)≫(旧暦12/27)


 立春の海よりの風海見えず
         桂信子

 立春の雪のふかさよ手鞠唄
        石橋秀野

 早春の風樹にひかり充ち充つごと
       赤城さかえ

 立春の耳から目覚めていることよ
       津田このみ

 早春のざわざわとする山河かな
        高橋将夫

 

※ 早春・初春(しょしゅん)・春の初め。
 立春後しばらくの間の時候。だいたい二月中と見てよかろう。目に見えるもの耳に聞こえるものすべてが春は名ばかりという感じである。「初春」は「はつはる」と読むと新年の季語になるので注意を要する。
→春浅し。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】

 


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       ※☆*わが友に贈る*※

 

 「まことの信心」は
 苦難の時に試される。
 いざという時に
 決然と一人立つ
 真正の勇者たれ!


         2月5日


       ※☆*寸 鉄*☆※

 

核兵器廃絶への会長(SGI)の指導力は傑出ー元国連次長(チョドリ)。世界の民衆の声を一つに
          ◇
立派な者は仲間を立派にするー哲人(ギリシア)。自分以上の人材を輩出。発展の鉄則
          ◇
「世間の法が仏法の全体」御書。地域・職場で光る大誠実と信頼に賢者たれ
          ◇
農水産物の輸出額が3年連続で過去最高。安全・美味な日本の食に熱視線
          ◇
流感(インフルエンザ)が1週間で倍増。大流行の恐れと。手洗い・うがい怠らず予防を強化

 

聖教新聞:2016年(平成28年)2月5日(金)付】

 

      ※☆*名字の言*※


障がいの三重苦に屈せず、福祉事業に尽くしたヘレン・ケラー。その可能性を開花させたのは教師アン・サリバンといわれるが、2人を引き合わせたのは、電話を発明したグラハム・ベルだった。

ベルは聴覚障がい者の教育に携わっていた。文明史を変えた電話の発明も“耳が聞こえない人々を、孤独から救いたい”との思いで始めた研究がきっかけだった。(『孤独の克服 グラハム・ベルの生涯』NTT出版)。後にヘレンは、ベルとの出会いを「私を闇から光へ、孤独から友情、知識、愛の世界へ導いてくれる門戸」(岩橋武夫訳)と記した

“真の贅沢とは、人間関係の贅沢だ”と三=テグジュべりは書いたが、人生で、孤独ほどつらいものはなく、人との出会いほどの宝はない

長野のある婦人部員は、毎日、会った人をノートに記録することが日課だった。「次、いつ会えるか分からないから」と、会う人に真心の励ましを続け、この4年で4人を入会に導く。「一緒に信心する人が増えれば、自分が背負う悩みも多くなる。でも、励まし合える心の絆は、それ以上に強く太くなります」

良き人との交流は、人生を豊かにする。多くの友情に包まれ、自分も、相手にとって「良き人」となるよう努力する人生に、悲嘆の闇はない。  (市)

 

聖教新聞:2016年(平成28年)2月5日(金)付】


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