浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

黄金週間/今日の俳句 ≪第2120号≫

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≪2016年(平成28年)4月28日(木)≫(旧暦3/22)

 

 黄金週間啼かぬ鴉の枝に来て
       鈴木真砂女

 羽根ペンをもてあそび黄金週間
        鷹羽狩行

 髪刈つて病者のゴールデンウイーク過ぐ
        大野林火

 電池替えて黄金週間の義足
       関谷寛一呂

 春の連休日影あまねき道修町
        佐々左人

 

※ 黄金週間・春の連休
 四月二十九日に始まる晩春の週間をいう。五月一日はメーデー、三日は憲法記念日、五日が端午の節句すなわちこどもの日で、飛び石連休の中に日曜日が入ると、休日はふえる。一年中で最も良い気候のときでも、都市・農村を問わず多彩な行事が繰り広げられる。国民にとっては楽しい週間である。


【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】

 

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       ※☆*わが友に贈る*☆※

 

  大いなる理想が

  大いなる自分を築く。

  わが青春の誓いに

  断じて生き抜け!

  その人が真の勝利者だ1

 


       2016年4月28日

 

       ※☆*寸 鉄*☆※


 立宗の日。創価の師弟が世界広布を実現。地涌の大連帯は192カ国・地域に

      ◇

 民衆が主役の時代を創る為に学会は立ち上がった―恩師。草の根の対話で

      ◇

 御書「友にあふて礼あれ」大誠実の振る舞いこそ。一期一会の心で友情結べ

      ◇

 未来部を皆で応援!生命の心音を聞くように寄り添い激励。可能性信じて

      ◇

 震災便乗の詐欺電話に注意。公的機関騙り寄付募る手口も。声掛けで撃退

 

聖教新聞:2016年(平成28年)4月28日(木)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※


自宅の近隣で月に1度、「コミュニティ広場」という催しが開かれている。高齢単身世帯が多い地域性もあり、人と人とのつながりを強くしよう、まずは茶飲み話から、と数カ月前に始まった。住民有志が作った場で、参加は自由だ

だが、70、80代の参加者が多く、人生の大先輩への遠慮もあり、なかなか参加できずにいた。先日、たまたま横を通りかかったら、「こっちきて、座り!」という元気な声。学会の錦宝会(多宝会)の友が手を振っていた

熊本の地震の直後で、もっぱら被災地の様子や防災が話題だった。聞いていて驚いた。「Aさんは、両足が悪いから、誰が駆け付けたらいいか」など、話が具体的だ。さすがは、幾多の困難を乗り越えてきた大先輩たちである

皆が、同じ言葉を口にした。「他人ごとやない」。そこには二つの意味が含まれていた。震災に遭った人のことを、わがこととして心配する心。そして、災害への備えなど、今後の自らへの戒めである

最近、さまざまな支援や防災の現場で、「他人ごと」ではなく「自分ごと」とする大切さが強調される。同苦の心、そして、社会の問題を自身の課題として取り組む使命感。「自分ごと」の社会を、足元から作ることの大切さに気付かされたひとときだった。(哉)


聖教新聞:2016年(平成28年)4月28日(木)付】


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【コラム「北斗七星」】

公明新聞:2016年4月27日(水)付

自治会の役員をしている友人が嘆く。「早くも震災を食い物にする連中が動き始めている。強引な寄付を求める勧誘がやってきているようだ」と。しかも、一人暮らしのお年寄りを狙っているという。ムクリと怒りがこみ上げる

熊本地震の発生後、間もなく、国民生活センター消費者庁は、「自然災害に便乗した悪質商法にご注意ください」「震災に関する義援金詐欺にご注意ください」と立て続けに呼びかけている。過去の自然災害時の経験に即して早めに注意喚起したものだ

例としてあげられているのは、「見積もりを依頼しただけで契約とされてしまった屋根の修理」や「携帯電話に災害情報サイト利用料を請求するメールが届き、払わないと訴えると言われた」などの悪質な商法◆義援金詐欺としては「被災者の役にたつ事業への投資を呼びかけられた」や「市役所職員を名乗り、義援金の振り込みを依頼する電話があった」などさまざまな手管を用いている

あれ、変だなと感じたら、各地の消費者センターなどに通じる消費者ホットライン188番や、警察の相談専用電話#9110に相談したい。恥ずかしいとか何もそこまでしなくても、と思うかもしれないが、そうした通報が次の被害を食い止める一歩になることを忘れないでほしい。(繁)