浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

鮒膾/今日の俳句 ≪第2125号≫

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≪2016年(平成28年)5月3日(火)≫(旧暦3/27)

 

 鮒膾瀬多の橋裏にさす日かな
      飯田蛇笏

 舟中に冷たき酒や鮒膾
     坂本四方太

 八荒や腹子まみれの鮒膾
      山口草堂

 船人の近江言葉よ鮒膾
      高浜虚子

 もてなしの膳には旬の鮒膾
      深尾素心

 

※ 鮒膾
 近江の琵琶湖は淡水魚の産額の多いので全国的に知られているが、特に鮒が多く獲れ、中でも源五郎鮒は有名。春先、子を持った鮒は特別に賞味され、《鮒子つき洗い》は、沿岸の名物になっている。鮒の洗いに、熱湯を通した腹の子(卵)をまぶし、どろ酢・たで酢等で食べる。異色のある膾である。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*☆※


  わが地域から

  新たな人材の輩出を!

  青年を育ててこそ

  広布の未来は輝く。

  祈りと団結で道を開け!

 

       2016年5月3日


       ※☆*寸 鉄*☆※


 創価の元日「5・3」。世界平和と民衆の幸福のために!師弟共戦の船出

      ◇

 戸田会長の就任65周年。「学会は宗教界の王者」の誇り―青年の胸に赤々と

      ◇

 太陽の婦人部ありて広布は盤石。皆で「感謝の花束」を!創価学会母の日

      ◇

 新生・熊本の月間開始。合言葉は「負けんばい!」不屈の勇者に全国が声援

      ◇

 災害への備えは自助・共助が重要と。「自分だけは大丈夫」の油断排して


聖教新聞:2016年(平成28年)5月3日(火)≫付】

 

      ※☆*名字の言*※

 

「一番価値があることの一つは、未来のある作者を捜し出すこと」と言ったのは美術評論家の柳宗悦。この心に応えたのが弟子の染色工芸家・芹沢●介だった

柳の著作に感銘し、師事を始めた芹沢は、師との出会いから30年目、ついに人間国宝となる。「師の導きによって心一杯、仕事を展げることが出来た」と師への感謝を語った。彼は師の写真を自宅の応接間に飾り、いつも眺めたという(『染色の挑戦 芹沢●介』平凡社)。柳宗悦の祥月命日は5月3日。この日、心でどんな会話を交わしたことだろう

5月3日は学会にとって、戸田第2代会長、池田第3代会長が就任した日である。1951年のこの日。戸田会長の就任式で、池田青年は万感の思いを胸に座っていた。「十年先の、学会の前途を、見定める青年ありとは、先生以外に、誰人も知らざるを思いながら」

第3代会長に就任した1960年のこの日には「恩師の喜び、目に浮かぶ。粛然たり。生死を超え、今世の一生の法戦始む」と日記につづった。以来、今も続く師弟不二の闘争によって、私たちは三世の勝利の大道を進むことができる

常に師を心に抱く人は生涯、向上の人生を歩む。ゆえに最も幸福な人である。「5月3日」の空を仰ぎつつ、報恩の誓いを新たに。(将)

 

聖教新聞:2016年(平成28年)5月3日(火)≫付】


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【コラム「北斗七星」】

公明新聞:2016年5月2日(月)付

今年は1866(慶応2)年の「薩長同盟」から150年。鹿児島、山口、高知では記念のイベント企画が目白押し。薩摩の西郷隆盛、長州の桂小五郎、土佐の坂本龍馬が再会したら、今の野党をどう語るか。勝手に想像してみた

坂本「それにしても犬猿の仲がよう手を結んだにゃあ」。西郷「仲介してくれた龍馬のおかげでごわす」。桂「長州は薩摩名義で外国から武器を買い、万年不作の薩摩には長州から米を送ったんじゃ」

坂本「そう。なんぼ同盟いうたち、互いの信頼がなかったら絵に描いた餅ぜよ」。西郷「新しい日本をつくる、おいたちの志の絆が時代を動かしたのでごわす」

桂「ところで参院選に向けて、野党候補の一本化が進んどるようじゃが」。坂本「民進党は名前を変えても、相変わらず中身がバラバラや。候補の前に党内を一本化せんといかんちゃ」。西郷「共産党との共闘も、政策そっちのけの野合そのものでごわす」

桂「民進党は政策の公募も考えたらしいが、自分で練り上げる自信がないんじゃ」。西郷「太い志と信頼がなければ、国民に応えられるはずがありもはん」。坂本「所詮は、わしらと違う偽物の“同盟”やき。よっしゃ。ほんなら最後に、年号(1866)の語呂合わせでしめるぜよ」。3人「一本化 野党共闘 無理無理だ」。(祐)