夜学/今日の俳句 ≪第2231号≫
≪2016年(平成28年)8月17日(水)≫(旧暦7/15)
悲しさはいつも酒気ある夜学の師 高浜虚子
翅青き虫きてまとふ夜学かな 木下夕爾
たはしにて夜学教師の指洗ふ 沢木欣一
教師出て夜学の門を開きけり 中瀬喜陽
夜学果て口紅颯とひきにけり 岩永佐保
※ 夜学・夜学校・夜学性
昼は働き、夜勉強する青少年のために定時制の高校があり、また大学などは夜間部を設けている。夜学は年間を通じてあるが、灯下親しといわれる夜の長い秋は、気候が良くて心身とともにひきしまるので、落ち着いて勉強ができる。秋はまた灯下に独学する好季でもある。
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
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※☆*わが友に贈る*☆※
教学実力試験に挑む
知勇兼備の学生部よ!
人間主義の最高峰を
勇んで学び 語りゆけ!
挑戦の新風を起こせ!
2016年8月17日
※☆*寸 鉄*☆※
創大で学光祭。学友との絆胸に求道即勝利の人生を。尊き通教生、万歳!
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文芸部結成記念日。ペンの剣は民衆の為、正義の為に。戦う言論の勇者と
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「法門をもて邪正をただすべし」。悪を断ち正しき道語り切る教学力を錬磨
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日頃の選択が未来変える―環境省が温暖化防止アピール。小さな一歩から
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iPS細胞が実用化加速と。難病治療等に光。生命倫理の議論も裾野広げよ
【聖教新聞:2016年(平成28年)8月17日(水)付】
※☆*名字の言*※
今の文明で最も大事だと思われる事柄について、一番意見を交換したい相手と書簡を交わしてほしい――アインシュタインは1932年、国際連盟からの依頼を快諾した。選んだテーマは「戦争」。相手は心理学者のフロイトだった
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アインシュタインは、戦争の根本原因が「人間の心」にあると考えていた。フロイトに問うた。「人間の心を特定の方向に導き、憎悪と破壊という心の病に冒されないようにすることはできるのか」(『ひとはなぜ戦争をするのか』浅見昇吾訳、講談社学術文庫)
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フロイトは、人間から攻撃的性質を取り除くことはできないとしつつ、それでも、「文化」の力によって、人間の心を平和の方向へ変化させ、戦争の終焉へ歩み出すことは可能だ、とつづっている
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「文化」を表す英語「カルチャー」の語源は「耕す」という意味である。戦争が、暴力で人間を「外から」支配する力とすれば、文化は、人間の心という「内から」平和を築く力。その本質的な意義は、私たちの目指す「人間革命」に通じる
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そして日蓮大聖人は750年以上前、「立正」という精神の変革なくして「安国」はないと説かれた。この「立正安国」「人間革命」という最上の文化の道を広げる使命を、終戦の月に、深く胸に刻みたい。(芯)
【聖教新聞:2016年(平成28年)8月17日(水)付】
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