餅花/今日の俳句 ≪第2379号≫
≪2017年(平成29年)1月12日(木)≫(旧暦12/15)
餅花を真中に置き顔華やぐ
細見綾子
餅花や不幸に慣るゝこと勿れ
中村草田男
三人は家族の初め団子花
上田日差子
餅花や寝ても覚めても炉のほとり
児玉輝代
餅花の賑かに垂れ静もれる
鈴木花蓑
※ 餅花・繭玉・稲穂・団子花
柳・榎などの枝に餅や団子を小さく丸めてつけ、神棚近くの柱などに飾るもの。稲を模した小正月の飾り木の一つで、豊作を祈る。近年は大判小判や宝船も金銀の箔で作って下げ、都会風な飾りとなっている。養蚕も盛んな地方では、「繭玉」と呼び、米粉で繭の形を作ってつける。
【「(合本)俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】
彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡
※☆*わが友に贈る*☆※
挑戦している人には
嘆きも愚痴もない。
清新の息吹が漲る。
生まれ変わった決意で
前進また前進!
2017年1月12日
※☆*寸 鉄*☆※
価値ある人生とは他者に尽くす学会員の生き方に―博士。きょうも広布へ
◇
御書「何れの処にても候へ常寂光の都為るべし」。さあ今いる所で友情拡大
◇
本年初の中継行事開始。サテライトG、各種役員に深謝。陰徳陽報は厳然
◇
週末だけの運動でも死亡リスク低下と。友の為に歩く活動で心身共に健康
◇
入浴中の事故、高齢者が9割。寒暖差ある時こそ賢く工夫。家族も意識を
【聖教新聞:2017年(平成29年)1月12日(木)付】
※☆*名字の言*※
年末年始と、駅伝をテレビで見る機会が多かった。昨年末に行われた女子の全国高校駅伝。画面は、競技場を走る最下位のランナーを映していた。観客席から声援と拍手を受けながらゴールテープを切った時、アナウンサーは言った。「それぞれの目標があります」
▼
事実、そのチームは大会前に掲げた目標タイムより数十秒、早かった。競走なので、結果に順位はある。だが、他と比較するばかりが勝負ではない。自分に負けなかった人もまた、偉大な勝者だ
▼
実に12回目の挑戦で教員採用試験を突破し、現在、小学校の教壇に立つ婦人部員がいる。若くして体調を崩した彼女は、長いリハビリ生活を強いられ、思う存分、勉強ができなかった。回復後、夢だった教師になろうと、創価大学通信教育部で学んだ
▼
大学は4年間で卒業したが採用試験の壁は厚かった。途中、東日本大震災にも遭った。試練の渦中、彼女はいつも母校・創大の学生歌を口ずさんでは自身を奮い立たせた。そして、ついに合格を手にした
▼
夢実現までの道のりも時間も、共に最短ではなかっただろう。だが、こう語る彼女は、間違いなく人生の勝者だった。「学生歌の歌詞にある『誰がために 人間の道学ぶかな』の精神を深めた、かけがえのない年月でした」(城)
【聖教新聞:2017年(平成29年)1月12日(木)付】
彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡