浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

鯨/今日の俳句 ≪第1966号≫

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≪2015年(平成27年)11月26日(木)霜月≫(旧暦10/15)

 


 情事に似たりこもりて鯨煮ることよ
        草間時彦

 鯨潮船かたむきて南進す
        柴田白葉女

 この浦の鯨の墓に舸子(かこ)案内
        向野楠葉

 たつぷりと香料振って鯨鍋
        清水恵山

 皮鯨出すとて酒家を覗きけり
        西岡甲子

 


※ 鯨は哺乳類で、体長数メートル以下のものは海豚(いるか)と呼んでいる。白長須鯨は体長25メートルにもなり、現存する生物中最も大きい。長須鯨は21メートル。
鰯鯨や座頭鯨は14メートルで、春から夏にかけて日本近海を群れをなして泳いでくる。鰯鯨は鰯や甲殻類を追って移動する。座頭鯨は性質温和。
抹香鯨は10数メートルで、腸内の結石から竜涎香(りゅうぜんこう)と称する貴重な香料を採取した。肉は食用にもなるが、現在、世界的に捕獲が禁止されている。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】

 

 

       ※☆*わが友に贈る*※

 

 中継行事に携わる
 尊き役員の方々
 寒い中、ありがとう!
 温かな笑顔の対応で
 皆に希望と安心を!

          11月26日


       ※☆*寸 鉄*☆※

 

全国で11・18記念表彰。師と共に広布の道を開く英雄万歳!諸天も大賛嘆
        ◇
山口女性の日。婦女一体の行進は賑やか!愛する地域に友情の花園を拡大
        ◇
真に大切なのは決然として実行することー哲人(ヒルティ)。まず行動!青年よ勇んで
        ◇
「人のために灯をともせば・我がまへあきらか」。友に尽くせる人こそ幸福
        ◇
昼夜の気温差大きく。体調管理に留意を。本年の総仕上げへ生き生き前進


聖教新聞:2015年(平成27年)11月26日(木)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※


北国ではこれから、山がすっぽりと白雪に覆われ、冬のたたずまいになっていく。木々は極寒の氷点下でも、なぜ凍らないのか。ツバキやマツのように、季節の移ろいにも、緑の葉を茂らせる木もある

だが、木の姿は変わらないように見えて、内部では絶えず変化し、外の厳しい環境と戦っている。木は糖度を上げることで、凍りにくくなる。見た目では分からないが、いわば内面を鍛え、春を待つのだ。

かつて中学、高校と、動作が遅いことを理由に、いじめに遭っていた男子部員がいる。社会人になっても職場で冷遇され続けた。それでも彼は笑顔を絶やさなかった。周囲に、いつも変わらず励ましを送り続ける、同志の存在があったからだ

その真心に彼は応えた。創価大学通信教育部を10年かけて卒業。仕事も忍耐強く励み、信頼を勝ち取った。男子部でもリーダーとなり、“苦難に負けるな”と、自身の姿を通して友を励ましている

誰人も、人生の試練の風雪は避けられないし、それがしばらく続くこともある。だが、信心という根を深く張り、同志の励ましを糧として、挑戦の心を脈動させている人は、すぐには変わらなくても、長い目で見れば、強く、揺るがぬ大樹の人になっている。それを「人間革命」と呼ぶのだろう。     (仲)

聖教新聞:2015年(平成27年)11月26日(木)付】

 

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