浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

2017-04-13から1日間の記事一覧

田螺(たにし)/今日の俳句 ≪第2470号≫

≪2017年(平成29年)4月13日(木)≫(旧暦3/17) ゆく春の田螺ほろりと沈みけり 小島 健 民宿の椀の重さよ田螺汁 小路紫狹 蓋とぢし田螺の暗さはかられず 加藤かけい 白凰の塔の真下の田螺かな 宮岡計次 人の裏見ゆる田螺を煮て居れば 長谷川秋子 ※ 田螺・田螺鳴く…

小説「新・人間革命」雌伏

雌伏 十七 法悟空 内田健一郎 画 (6045) 蔵林龍臣は七十一歳であり、五人の子どもたちも、広宣流布の庭で活躍していた。この日も、アメリカに永住している四男以外は元気に集い、孫も含め、賑やかに山本伸一と峯子を迎えてくれた。 蔵林は、伸一を床の…