浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

楪(ゆづりは)/今日の俳句 ≪第2383号≫

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≪2017年(平成29年)1月16日(月)≫(旧暦12/19)


  楪や高処の一戸よく見ゆる
             児玉輝代


  楪の紅に心のある如く
             町春草


  楪の柄のくれなゐに雪紬ぐ
             古賀まり子


  楪やまぶしさまさる沖の雲
             木村蕪城


  楪や受け継ぐ父の鋸鉋
             小原きよ

 


※ 楪(ゆづりは)→弓弦葉・親子草。
 ユズリハ科の常緑高木。暖地の山に自生するが、多くは庭木として植えられる。葉は大型の長い楕円形で、長さ15センチほど。質が厚く、表面は光沢のある深緑色、裏面は白緑色、長い葉柄は赤か淡紅色、まれに緑色もある。常緑樹の常として、新しい葉が成長してから古い葉が落ちるが、艶のある大きな葉の世代を譲るさまが縁起が良いと、正月飾りに使われる。

【「現代俳句歳時記(新年)/角川春樹編」(角川春樹事務所)より転載】

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       ※☆*今週のことば*☆※


  青年拡大の座談会だ!
  皆が青年の心で
  皆で青年を励まし
  若々しく語り合おう!
  「声仏事を為す」と。


        2017年1月16日

 


       ※☆*寸 鉄*☆※


 欧州で広布誓う研修会。さあ我らも心一つ。世界同時進行の偉大な前進を
      ◇
 愛知婦人部の日。自他共の幸福築く「この道」を!地域照らす堅塁の太陽よ
      ◇
 御書「一人を手本として一切衆生平等」。拡大の潮も範示す率先の将ありて
      ◇
 雪かき時は屋根雪の落下に注意。事前の水分補給・体操も。呉々も無事故で
      ◇
 珊瑚礁99%が今世紀で消滅の可能性。温暖化対策急げ。青き地球を未来へ


聖教新聞:2017年(平成29年)1月16日(月)付】

 

 

     ※☆*名字の言*※


漆黒の空が朝日に照らされ、オレンジ色に染まっていく。東京の夜明けの美しさに息をのんだ。一日の始まりは荘厳だ

60年前の1957年(昭和32年)7月3日、羽田空港でのこと。「大阪事件」で不当逮捕された池田先生は、空港に駆け付けた文京の婦人に語った。“学会の夜明けが来た――そう、わが同志にお伝えください”。先生の獄中闘争は、この深き決意に立った宣言から始まったのである

この2週間後、先生は出獄。公判は4年半、84回に及んだ。「3・16」の記念式典の陣頭指揮を執っていた58年(同33年)3月5日にも大阪へ。その折、恩師・戸田先生は「最後は勝つ。金は金だ」と愛弟子に語った。その言葉は、「日ごとに不動の確信となり、大山のごとく胸中にそびえていた」と池田先生はつづっている

「大阪事件」の無罪判決が出た55年前の1月25日、先生が関西の友と拝した御書に「設い身は此の難に値うとも心は仏心に同じ今生は修羅道に交わるとも後生は必ず仏国に居せん」(1069ページ)と。師の構想実現のため、あらゆる難を勝ち越えた先生の大闘争ありて今、広宣流布は世界各地で躍進する時代を迎えている

私たちも師弟の誓願に立ちたい。そこから、わが人生、わが地域の「勝利の夜明け」が始まる。(芯)


聖教新聞:2017年(平成29年)1月16日(月)付】

 


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