春昼/今日の俳句 ≪第2462号≫
≪2017年(平成29年)4月5日(水)≫(旧暦3/9)
春昼の匙おちてよき音たつる 桂 信子
春昼や鍋に手のあり耳のあり 土肥あき子
春昼のすぐに鳴りやむオルゴール 木下夕爾
天地音なし春昼に点滴す 野見山朱鳥
春昼の絵皿より蝶出でて舞へ 朝倉和江
※ 春昼(三春)・春の昼・春のひる間。
春暁や春宵、また春夜などには日本人独特の季感の味わいが込められているが、春昼は眠気を誘うのんびりとした長閑な時間。午前中の一仕事を終えたときに味わうような駘蕩(たいとう)たるひとときを意味している。
【「現代俳句歳時記(春)/角川春樹編」(角川春樹事務所)より転載】
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※☆*わが友に贈る*☆※
白馬が駆けるような
清々しい勤行・唱題から
一日をスタートしよう!
朝に勝つことが
勝利のリズムをつくる。
2017年4月5日
※☆*寸 鉄*☆※
人間性豊かな世界築くには創価の教育哲学が必要―総長。幸福と平和の礎
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婦人による革命は最も静かで根本的なもの―藤村地域から波起こす使命大
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「青年は夢が大きすぎるくらいでいい」戸田先生。高き目標へ最高の挑戦を
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朝鮮通信使の足跡たどる日韓の行事始まる。文化・民衆交流が友好の土台
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車の自動窓に子供が挟まれる事故多発。大人の不注意が因。声掛け忘れず
※☆*名字の言*※
市販のトマトの糖度は4~5度程度。だが、農業研究家の永田照喜治氏が栽培したトマトの糖度は、この2~3倍にもなる。ブドウ並みの19度になったことも
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秘密は「スパルタ農法」にある。水と肥料を極力少なくし、トマトを“甘やかさない”。ぎりぎりの環境に置かれたトマトは、養分や水分を何とかして吸収しようと、茎や葉などあらゆるところに産毛をびっしりと生やす。その結果、吸収の効率が上がり、果実においしさが凝縮する
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過剰な栄養が与えられると、根は十分に働かなくなるという。満たされ過ぎるとうまく育たないのは、植物も人間も同じかもしれない
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作家の吉川英治氏が、ある裕福な青年に語ったことがある。「君は不幸だ。早くから美しいものを見過ぎ、美味しいものを食べ過ぎていると云う事はこんな不幸はない。喜びを喜びとして感じる感受性が薄れて行くと云う事は青年として気の毒な事だ」(『吉川英治とわたし』講談社)。池田先生は、この言葉を紹介しつつ、“恵まれすぎは不幸”“青春時代の労苦こそ宝”と、若き友に語った
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時に思い通りにならないことがあっても、腐ってはならない。努力に努力を重ねる。その中で、何ものにも動じない人格ができる。苦労の時こそ、成長と飛躍の好機である。(靖)
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