浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

2017-04-05から1日間の記事一覧

春昼/今日の俳句 ≪第2462号≫

≪2017年(平成29年)4月5日(水)≫(旧暦3/9) 春昼の匙おちてよき音たつる 桂 信子 春昼や鍋に手のあり耳のあり 土肥あき子 春昼のすぐに鳴りやむオルゴール 木下夕爾 天地音なし春昼に点滴す 野見山朱鳥 春昼の絵皿より蝶出でて舞へ 朝倉和江 ※ 春昼(三春)・春…

小説「新・人間革命」雌伏

雌伏 十一 法悟空 内田健一郎 画 (6039) 二十一日夜の懇談の折、山本伸一は、軽井沢支部の初代支部長・婦人部長を務めた田森寅夫と妻のタミとも語り合った。 寅夫は、一流ホテルで修業を積んだパン職人で、心臓病で苦しんでいたタミが信心し、元気にな…