浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

雪/今日の俳句 ≪第1996号≫

 


≪2015年(平成27年)12月26日(土)≫師走(旧暦11/16)

 


 雪の夜のヘアピン海の匂ひもつ
          寺田京

 屋根の雪ずり落つや雪の上に白し
          原田種茅

 しんしんと雪降る木曽に安らげり
          中村苑子

 雪に降り積もられている下の雪よ
          折笠美秋

 さむいさむいと夜が好き雪が好き
          池田澄子

 

 


       ※☆*わが友に贈る*※

 

 一年の締めくくり。
 身の回りを総点検し
 整理整頓を!
 清々しい気持ちで
 新たな年を迎えよう!

         12月26日

 


       ※☆*寸 鉄*☆※

 

会長(SGI)の詩は差異を超え民衆に平和の心をもたらすー詩人(インド)。世界照らす大光
        ◇
創価班・牙城会・白蓮Gの皆様。本年もありがとう。君たちありて未来は磐石
        ◇
もっと新しく大きな世界へ進み出るのだー詩人(ホイットマン)。新時代へ青年先頭で拡大
        ◇
子どもの薬誤飲が10年で40%増加と。厳重に管理。外出先でも注意を怠るな
        ◇
睡眠が6時間以下の人は死亡率高まる恐れー専門家。聡明な生活リズムを


聖教新聞:2015年(平成27年)12月26日(土)付】

 


      ※☆*名字の言*※

 

脚本家の山田太一さんは映画会社の助監督時代、木下恵介監督の脚本を口述筆記していた。寝転んだ木下監督が思考を巡らし、シナリオを語る。一度、口にしたせりふが訂正されることはなく、その才能に舌を巻いた

ある時、考える時間が長いなと思ったら、監督のいびきが聞こえてきた。待つ間、自分なりに展開の続きを考え、後でそのアイデアを披露するが、大抵は採用されない。そんな繰り返しの中で山田さんは気付いたという。「自分のつくりたい作品が、監督にぶつかることではっきりしてくる」(『その時あの時の今』河出文庫)

山形の男子部員は19歳で将棋駒師の道へ。駒つくりの師匠は、日本屈指の名工と称される父親。「一切の手抜きをしないことが、一流と二流の違い」との教えのままに必死に彫った力作を父に見せるが、そのたびに突き返された

それでも、逃げたい心を捨てて修行に徹した末、“自分にしかできない表現”をつかんだ。彼は今、将棋駒の生産量日本一の天童市で、最年少の伝統工芸士として活躍する

人間にとって、自身を成長させる究極の縁は「師匠の存在」である。師に応える激闘の中で、真実の「わが道」を見いだし、栄光の実証を築いていくーーその弟子の勝利が、最高の師恩と輝く。
               (代)

聖教新聞:2015年(平成27年)12月26日(土)付】

 

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