冬の夜/今日の俳句 ≪第1995号≫
≪2015年(平成27年)12月25日(金)≫師走(旧暦11/15)
(クリスマス)
冬の夜の那須野は雲にまみれけり
渡辺水巴
美しき寒夜の影を別ちけり
西東三鬼
寒夜読む母が折りたる頁を過ぎ
橋本美代子
冬の夜の更けたればくる父の声
井上信子
しんしんと鎖骨の奥まで冬の夜
わたなべじゅんこ
※ 冬の夜
日が短いので、午後少し遅くなると、すぐに日が暮れて夜になる。冬の夜は手足が冷えるので、暖を求めて、暖炉・炬燵・炉辺などに集まって、家族が楽しい団欒の時を過ごす楽しみは、冬の独特のものである。
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
※☆*わが友に贈る*※
夜明け前の寒風の中
銀の道を駆ける
無冠の友に最敬礼!
どうか絶対無事故で!
皆様の健康・幸福を祈る。
12月25日
※☆*寸 鉄*☆※
徹して一人を大切にする精神がSGI発展の礎ー米博士(ハーバード)。励ましの名手に
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「未来の果」は「現在の因」にあり。苦難への挑戦こそ飛躍と成長の源泉なり
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「母の恩の深き事大海還って浅し」御書。広布に走り最高の親孝行の道を
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運動習慣ある高齢者の方が健康ー専門家。学会活動に励み一団と若々しく
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子育て中に親の介護担うダブルケアが5人に1人と。負担減らす対策急務
【聖教新聞:2015年(平成27年)12月25日(金)付】
※☆*名字の言*※
名字の言
今年の残り日数と競争するように、年賀状の筆を走らせている。お世話になった方々への感謝の思い、また、迎える新年が幸多い一年となるよう、願いをこめて
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かつて、戦局が悪化した時や、終戦後の昭和の一時期、年賀郵便の特別取り扱いが停止された。年賀状を出せるということは一つの“平和の証し”といえるだろう。取り扱いが再開されるや、音信が途絶えていた知人の消息をつかもうと、人々は筆を執った
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そんな中、関西の商人の考案で「お年玉月年賀はがき」が発売された。当時の特等はミシンだった。1等は洋服の生地、2等が学童用本革グラブ、3等が学童用洋傘……
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物資が十分にない時代、子ども服を作ったり、子どもが喜ぶものが景品だったことが、ほほ笑ましい。「当たり」の人はもちろんうれしいが、年賀状を送ったほうも、少しいいことをした気分になれただろう
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一葉の便りには、人の気持ちがたくさん詰まっているし、新たな交流が生まれるきっかけにもなる。年の終わりに、思いを込めて縁する人に、感謝の言葉や抱負をつづりたい。最近は印刷が主流だが、一言でも、手書きの文字を添えられれば、なおいい。「世界広布」といっても、その内実は、人と人とのつながり、自分の足元から、一歩は始まる。
(城)
【聖教新聞:2015年(平成27年)12月25日(金)付】
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