浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

茉莉花(まつりか)/今日の俳句 ≪第2150号≫ ≪2016年(平成28年)5月28日(土)≫(旧暦4/22)  茉莉花の香指につく指を見る          横光利一  茉莉花を拾ひたる手もまた匂ふ          加藤楸邨  凡夫たり茉莉花の香を強く嗅ぎ          攝津幸彦  茉莉花に帽子の鍔の触るるまで          西村和子  ジャスミンのレイを掛けられ入国す          山地曙子 ※ 茉莉花(まつりか)→素馨(そけい)・ジャスミン  インド原産の常

f:id:knowinglykunchangtan:20160528053740j:plain

 

 

≪2016年(平成28年)5月28日(土)≫(旧暦4/22)

 


 茉莉花の香指につく指を見る
         横光利一

 茉莉花を拾ひたる手もまた匂ふ
         加藤楸邨

 凡夫たり茉莉花の香を強く嗅ぎ
         攝津幸彦

 茉莉花に帽子の鍔の触るるまで
         西村和子

 ジャスミンのレイを掛けられ入国す
         山地曙子

 

 

※ 茉莉花(まつりか)→素馨(そけい)・ジャスミン
 インド原産の常緑潅木で暖地性である。五、六月頃、幹も緑色の枝先に芳香のある白い花をつける。花の白さが仏陀の歯の白さにたとえられ、東南アジアの仏教国では仏前に供える。観賞用だけではなく、ジャスミン茶、あるいは香料のジャスミン油ともなる。根は麻酔の成分があるので、薬用としても利用された。


【「新版・俳句歳時記/第四版/監修・桂信子ほか」(雄山閣)より転載】

 

彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡

 

 

       ※☆*わが友に贈る*☆※

 

  広布のために

  人と「会い」「語る」。

  そこに人間革命への

  直道がある。

  わが心の壁を破れ!


       2016年5月28日

 

 

       ※☆*寸 鉄*☆※


 米大統領が広島初訪問。核兵器は絶対悪!廃絶へ民衆の声さらに強く発信

      ◇

 佐賀・長崎・大分の同志が奮戦!燃える先駆の魂。皆が創価の凱旋将軍たれ

      ◇

 宮城県婦人部の日。地域に希望送る福光の太陽。心弾ませ友好の語らいを

      ◇

 「例には他を引くべからず」。幹部は自身の体験を語れ。率先垂範で鼓舞

      ◇

 メールの感染被害が急増と。見知らぬ相手の添付文書開くな。用心重ねて


聖教新聞:2016年(平成28年)5月28日(土)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※

 

米国のオバマ大統領が27日夕、現職大統領として初めて広島を訪問した。歴史的な一歩である

核大国の指導者が、原爆資料館を見学し、被爆者代表と対話して、言葉や知識としてでなく、目や耳で直接、被爆の現実に触れた事実は大きい

もとより人を殺す兵器に「人道的」も「非人道的」もないが、一撃で十数万の市民をせん滅し、次の世代まで放射能で苦しめる核兵器の非人道性は明らか。だが、毒ガスなどが非人道性を理由に条約で禁止されたにもかかわらず、核兵器はそうではない。核の抑止力への信奉が、依然として各国の安全保障の根っこにあるからだ

核廃絶への道のりは長いとしても、核は「非人道的」という規範を確立し、道義的にタガをはめることが、廃絶への確かな一歩になる。そのために、広島を見て聞いて肌で知った大統領の一挙手一投足が、レガシー(遺産)として活用されることを強く望みたい

核兵器のない世界」というビジョンは共有されている。あとは「行動」を積み上げていくことだ――池田SGI会長は、大統領の訪問に期待し、述べた(「ジャパンタイムズ」紙)。私たち市民の一人一人にも、傍観者でなく、平和への信念に基づいて、核廃絶への声を高め、行動する覚悟が求められている。(飛)

聖教新聞:2016年(平成28年)5月28日(土)≫付】

 

彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡


【コラム「北斗七星」】

公明新聞:2016年5月27日(金)付

わが国最初の蒸気船は幕末、オランダから徳川幕府に贈られた。その船は、長崎海軍伝習所に配置され、「観光丸」と名付けられた。船名は、中国の古典、易経の「観国之光、利用賓于王(くにのひかりをみるは、もっておうにひんたるによろし)」に基づく。国威発揚や「他国の光を観る」との意味もあるが、ここから「観光」の言葉が生まれた

「観光丸」を、文明開化の先駆けとすれば、今の日本にとって「観光」は最大の成長産業といえよう。事実、2015年の訪日外国人観光客は、前年比47%増の1974万人を数え、消費額も3.4兆円で、ともに過去最高を記録している

訪日外国人が急増した背景には、公明党出身の太田昭宏氏ら歴代国交相が強力に推進してきた、東南アジア諸国から訪れる観光客へのビザ発給条件の緩和や、海外でのPR活動がある。党としても、公衆無線LAN整備の促進を政府に申し入れるなど観光立国に全力を挙げている

東日本大震災以降、「観光」は被災地の経済と復興に貢献することから、「作業」や情報をSNSなどで発信する「伝達」と合わせ「トリプル(三つの)ボランティア」としても位置付けられている

東北、そして熊本地震被災地は、息の長い支援が必要となる。旅や買い物、できることから支えていきたい。(川)