浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

薔薇/今日の俳句 ≪第2151号≫

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≪2016年(平成28年)5月29日(日)≫(旧暦4/23)

 


 薔薇を転がる露一滴の告白なり
         原子公平

 ばらの芽のいくつ種火のごとくあり
         齋藤史子

 タイピストコップに薔薇をひらかしむ
         日野草城

 月の露光りつ消えつ薔薇の上
         鈴木花蓑

 造化めく刻ありやがて薔薇崩る
         鈴木三伸

 

※ 薔薇・紅薔薇・薔薇園・薔薇垣
 バラ科バラ属の低木。野生種は世界で約二百種、日本に約十四種がある。幹は叢生・蔓性とその中間に分けられる。古代から中近東や中国で色と香りが愛されてきたが、現在の栽培薔薇はヨーロッパと東南アジアの原産種が複雑に交配されたもの。四季咲きが主流で、初夏が最盛期となる。


【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】

 


【「新版・俳句歳時記/第四版/監修・桂信子ほか」(雄山閣)より転載】

 

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       ※☆*わが友に贈る*☆※

 

  我らの目的は

  恒久平和の建設だ。

  その土台たる

  一人一人の変革へ

  足元から波動を!

 

       2016年5月29日

 

 

       ※☆*寸 鉄*☆※

 

 御書「うれしきかな末法流布に生れあへる我等」師と共に黄金の自分史を

      ◇

 明石・北兵庫総県が一気呵成の猛攻!師子の闘魂は赤々。常勝の先陣切れ

      ◇

 石川・富山に誓願の勇者あり。本領発揮の時は今。鉄壁の団結で勝利へ驀進

      ◇

 未来部の日。幹部会中継行事に家族で参加。励ましの声と心で鳳雛を育め

      ◇

 熊本地震の便乗詐欺に要注意!家屋の修理工事促す手口も。警戒心緩めず


聖教新聞:2016年(平成28年)5月29日(日)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※

 

「71年前、明るく、雲一つない晴れ渡った朝、死が空から降り、世界が変わってしまいました」(朝日新聞訳)。27日、広島・平和記念公園での米国オバマ大統領のスピーチは語り掛けるように始まった

「閃光と炎の壁が都市を破壊し、人類が自らを破滅させる手段を手にしたことを示したのです」。大統領が核兵器を「人類が自らを破滅させる手段」と述べたことに深い意義を感じた

学会の平和運動の原点である戸田第2代会長の「原水爆禁止宣言」は、原爆投下から12年後の1957年(昭和32年)9月8日、神奈川の地で行われた。戸田会長は原水爆を人間の「魔性」の産物と捉え、その使用も存在も完全に否定。人類の生存そのものを根本的に脅かす破壊力をもった運命的兵器であるからだ

恩師の叫びを世界に広げてきた池田SGI会長は、今年の平和提言で、全ての生命が“関係性の網”で結び付いていることを想起せよと訴えた。私たちは思いをはせねばならない。南京の苦しみ。パールハーバーの悲嘆。アウシュビッツの絶望。沖縄の犠牲。どの一つも断じて繰り返してはならない

「私たちは一つの人類の仲間」と述べた大統領のスピーチは、他者に同苦する心を被爆地の精神として発信する新たなスタートとなった。(進)

聖教新聞:2016年(平成28年)5月29日(日)≫付】

 

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【コラム「北斗七星」】

公明新聞:2016年5月28日(土)付

昨日閉幕した伊勢志摩サミット。三重県志摩市で行われた首脳会議の内容は順次、伊勢市に設けられた国際メディアセンターで世界の報道関係者に伝えられる。議長国日本政府の記者発表はオール英語。じくじたる思いだが、同時通訳レシーバーが活躍した

主要議題を確認した26日夕の1回目の記者会見。海外メディアとの質疑の中で政府関係者は、にこやかに、こうアピールした。「政府の広報展示を、ぜひ見に行ってほしい」

別棟に設けられた会場では、途上国を含め、国際社会が直面する諸課題の解決に向けて、日本の革新的なロボット技術や最先端の製品、伝統工芸などがコンパクトに紹介されていた

優れた日本の“技”を伝える展示の中には、異色の企画も。それは「医療・保健」分野として、国際協力機構(JICA)が出展した世界各国の「母子手帳」である。お国柄を反映してか、イラストなどを取り入れた表紙は色彩豊か。妊娠中から幼児期までの健康記録を一冊の中に収めるという、日本の発想を取り入れた母子手帳は今、途上国を中心に30カ国を超える国々で導入されている

戦後の混乱期。この国で生まれた一つの取り組みが、異国の地で母と子の命をつなぐ貴重な記録として役に立っている。こうした輸出なら、もろ手を挙げて歓迎されるだろう。(広)