浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

夏の潮/今日の俳句 ≪第2194号≫

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≪2016年(平成28年)7月11日(月)≫(旧暦6/8)

 

 垂直に巌(いわ)水平に夏の潮     後藤比奈夫

 夏潮を蒼し蒼しと盥船        桂 信子

 凡家族たり夏潮に臍浸けて      清水基吉

 夏潮の目路の限りのきらめける    西村和子

 青葉潮ひびく月夜となりにけり    三上良朗


※ 夏の潮・夏潮・青葉潮・青潮
 夏潮といった場合、澱みなく色彩も強烈な潮というような語感がある。太平洋を日本列島に沿って北上していく黒潮はいかにも夏の潮といったところ。初夏の青葉のころに日本列島に近づいてくる黒潮を青葉潮あるいは青潮などと呼ぶ。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】


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       ※☆*今週のことば*☆※


 異体同心の勝利、万歳!
 金の汗光る宝友に
 「心の財」は無量なり。
 希望と信頼のスクラム
 いやまし未来へ!

      2016年7月11日


       ※☆*寸 鉄*☆※


 我らは堂々やり切った!福徳は三世に。広宣流布の大長征へ不動の決意で
      ◇
 男子部結成記念日。さあ正義拡大のチャンス到来だ。次なる開拓の先陣を
      ◇
 御聖訓「礼儀いささか・をろかに思うべからず」。感謝の言葉を即座に友へ
      ◇
 宗教は万人を結合する為に現れた―文豪。SGIは「地球民族主義」を体現
      ◇
 公明よ、ここからが真の戦いだ!大衆の為の政治へ死に物狂いで奔走せよ


聖教新聞:2016年(平成28年)7月11日(月)付】

 

 

      ※☆*名字の言*※

 

明王エジソンは、どうしても作り出せなかったものが二つある、と対談で言った。「一つはダイヤモンドで、いま一つは真珠です」

その対談相手だった御木本幸吉氏が、世界で初めて真珠の養殖に成功したのは1893年(明治26年)の7月11日。数年の努力を一夜で水の泡にした赤潮や、周囲の嘲笑や無理解といった幾多の苦難を乗り越え、真珠の養殖は不可能という通説を覆した

日頃、御木本氏は、「あなたほどの人になると、恐いもの知らずでしょう」と言われると、「いやいや、わしの恐いのは小学生の生徒です」と答えるのが常だったという(永井龍男著『幸吉八方ころがし』文春文庫)。未来ある人間に無限の可能性を見いだすところに、氏の慧眼が示されている

7月11日は「男子部結成記念日」である。65年前の結成式で戸田城聖第2代会長は、大聖人御在世の当時も、明治の革命の時も、活躍したのは青年だったと語り、「つねに青年が時代を動かし、新しい時代を創っている」と若き弟子たちに期待を寄せた

真珠は、アコヤ貝が侵入した異物を吐き出さず、包み込むことで作られる。青年もまた、苦悩や苦難から逃げず、放り出さず、それを糧として自身を磨き抜く中で、輝ける未来を築いていく。(白)


聖教新聞:2016年(平成28年)7月11日(月)付】

 

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