弁慶草/今日の俳句 ≪第2269号≫
≪2016年(平成28年)9月24日(土)≫(旧暦8/24)
辺戸(へと)岬狼煙の跡の弁慶草 山田春生
首塚の影のうごかぬ血止草 渡辺昭
雨つよし弁慶草も土に伏し 杉田久女
妻子とほし弁慶草に夕せまり 鳥居雨路子
明方の滝のよき音血止草 飯田龍太
※ 弁慶草・血止草・いき草
山地の日のあたる草地にはえ、また観賞用に栽培されるベンケイソウ科の多年草。茎は円柱形で直立し、高さ五〇センチ(約一尺七寸)ぐらい。全株白っぽい緑色で、葉は対生または互生し、短い柄があり、楕円形または倒卵形。厚ぽったい肉質の葉を火であぶり、上皮えおはいて、おできなどの局部などにはると、膿を吸い出し、またその汁は汗疹・丹毒にきくといわれる。秋に茎の頂に紅暈のある小白花が群がり開く。この草は切り取って何日おいても枯れず、上にさすとまた根がつくので、不死身といわれた武蔵棒弁慶にたとえて、この名がある。
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
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※☆*わが友に贈る*☆※
薄暗い夕暮れ時や
夜間の事故に注意!
携帯電話の操作など
「ながら歩き」は危険。
自転車は早めの灯火を!
2016年9月24日
※☆*寸 鉄*☆※
SGIの活動は世界から悲惨をなくす人権運動―識者。慈悲の哲理を語れ
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「法華を識る者は世法を得可きか」御聖訓。現実の舞台で勝ち光る世雄に
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「折伏の座については、決して臆してはならぬ」恩師。師子王の心で挑め
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環境衛生週間が開始。循環型社会を考える好機。小さな努力が地球を守る
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高齢者のネット通販トラブルが増加と。家族、周囲とよく相談。利用は賢く
【聖教新聞:2016年(平成28年)9月24日(土)付】
※☆*名字の言*※
“知性と人格の翼を広げよ”――先月、世界18カ国・地域から集ったアメリカ創価大学(SUA)の新入生に、創立者の池田SGI会長は祝福のメッセージを贈った。開学から15年。同窓の先輩、父母や支援者らに支えられ、英知の城は歴史を重ねる
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兵庫県出身のある同窓生は、中学2年の時に父を病で亡くした。経済苦の中、猛勉強の末に、奨学金が充実しているSUAへの進学を勝ち取った。家計を支えてくれた母や、応援してくれた故郷の人々に応えたい――その一心で学業に励んだ
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4年後に迎えた卒業式。彼の母は、経済的な理由から出席を諦めていた。ある日、息子からの国際電話。「家の棚を見てみて」。見慣れない封筒があった。「この間、帰省した時に置いてきたんだ」。そこには、母が渡米するための資金が。学業に励みながら、4年間かけてためたものだった
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母は、初めてアメリカへ。卒業式で学位記を受け取る息子に、力いっぱいの拍手を送った。その後、彼は修士課程を終え、先月から全米屈指の大学の博士課程に進んでいる
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創価教育は「何のため」を常に問う。その根本には「報恩」がある。ここに立ち返る時、どんな壁をも破る力が湧き、知性と人格の翼は大きく、強く鍛えられていく。(洋)
【聖教新聞:2016年(平成28年)9月24日(土)付】
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