梅擬(うめもどき)/今日の俳句 ≪第2271号≫
≪2016年(平成28年)9月26日(月)≫(旧暦8/26)
句仲間にナースも誘ひ梅もどき 村越化石
禅林の碧落にほふ梅もどき 阿部ひろし
誰がための折鶴千羽うめもどき 斉藤田鶴子
合戦の血を浴びたるや梅擬 品川鈴子
梅もどき鳥語にしばし耳預け 長谷川史郊
※ 梅擬(うめもどき)・落霜紅
本州・四国・九州の山中、湿地にはえるモチノキ科の落葉低木で、高さ四~五メートル(一三~一七尺)に達する。落葉後も枝に残る核果が美しく、観賞用に植え、また、いけばな・盆栽に用いる。葉は卵状で、緑に細かい鋸歯があり、葉腋上にやや長い毛が密生している。雌雄異株で花は単性花、六月ごろ薄紫色。まれに白い花を梢上や葉腋に群がり開く。核果は小球形で、枝に群がってつき、晩秋から初冬にかけて紅熟または黄熟し、つややかに輝いて、秋に開くどの花よりも美しい。白い実のなるものをシロミノウメモドキという。漢名は落霜紅。
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
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※☆*今週のことば*☆※
まず自分が動いて
一人の友と対話を!
一人の同志に励ましを!
わが一念の拡大が
広宣流布を拡大する。
2016年9月26日
※☆*寸 鉄*☆※
私たちは人間革命を根本とした世界を築くべき―印博士。恒久平和への道
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君は世の中に価値を与えなければならない―文豪青年よ尊き貢献的人生を
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人と動物を分かつものは発達した共感の能力と。豊かな人間性で友情拡大
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国連安保理、核実験自制の決議採択。具体的行動の一歩に。民意で後押し
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災害時、道路に「不安」感じる人が半数以上と。政治の責任で対策を急げ
【聖教新聞:2016年(平成28年)9月26日(月)付】
※☆*名字の言*※
宮城県気仙沼市で定期的に行われている防災文化講演会を聞いた。この講演会の特長は、大学教授などの有識者のほかに、地元の人も講師を務めるという点だ。この日は、東日本大震災の前後、長年にわたり朝市を開いてきた男性だった
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講演会は、専門家から提言するだけでなく、今も被災地で暮らし、復興に奮闘する「当事者」に学ぶことを、開催の目的の一つにしている。机上の計画や分析だけでは気付けない“復興の急所”を知ろうという思いが感じられる
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同じ日、会場近くの復興屋台村で、婦人部員が営む飲食店を訪ねた。壁、天井と、至る所に来店者の寄せ書きがあった。多くが復興支援で来た人たちによる記述なのだが、「ありがとう」という言葉が目立った
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また先日は、5年間の県外避難を経て、福島県に戻った夫妻と再会した。避難先で触れ合った同志から贈られた色紙を、見せてもらった。そこには「信心の基本を教わった5年間でした。ご夫妻との出会いは、御本尊から頂いた功徳だと痛感します」と書かれていた
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“同情する”だけでは一方通行だ。“同苦する”――つまり、幾多の試練に負けずに復興を歩む友を支えるだけでなく、友の生きる姿そのものから学ぶ。それが「寄り添う」ということだろう。(城)
【聖教新聞:2016年(平成28年)9月26日(月)付】
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