蔓梅擬(つるうめもどき)/今日の俳句 ≪第2272号≫
≪2016年(平成28年)9月27日(火)≫(旧暦8/27)
うめもどき蔓うめもどき姉ふたり 小林篤子
蔓として生れたるつるうめもどき 後藤夜半
蔓うめもどき雪と交はる山中に 村越化石
枯尾根の模糊たるはつるうめもどき 福永耕二
実を割りて蔓梅擬華やぎぬ 日隈翠香
※ 蔓梅擬(つるうめもどき)・つるもどき
ウメモドキとは科を異にし、ニシキギ科のつる性の落葉低木。全国の山野にはえ、また、垣根にからませ、棚をつくって鑑賞するためにう植える。小型の黄緑色の花は、短い集散花序をなして五月に開く。球形の朔果は、はじめ緑色、秋に熟すと黄色に変わり、かさかさにかわいた殻は三つに裂けて、黄赤色の仮種皮をかぶった種子が露出して、じつにきれいである。これをいけばなに用いる。花屋ではつるもどきといい、俳句でもそれを用いるが、この名は意味をなさない。
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
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※☆*わが友に贈る*☆※
どうすれば皆が安心し
力を発揮できるのか。
リーダーは心を砕き
言葉を尽くそう!
納得と共感が大切だ!
2016年9月27日
※☆*寸 鉄*☆※
私たちは人間革命を根本とした世界を築くべき―印博士。恒久平和への道
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君は世の中に価値を与えなければならない―文豪青年よ尊き貢献的人生を
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人と動物を分かつものは発達した共感の能力と。豊かな人間性で友情拡大
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国連安保理、核実験自制の決議採択。具体的行動の一歩に。民意で後押し
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災害時、道路に「不安」感じる人が半数以上と。政治の責任で対策を急げ
【聖教新聞:2016年(平成28年)9月27日(火)付】
※☆*名字の言*※
2017年のカレンダーや手帳、日記の商戦が早くも始まっている。残り少なくなったカレンダーを見ると、今年も4分の3が過ぎ去ろうとしていることに驚き、残りの日々を大事にしようと思えてくる
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ある壮年部員宅の仏壇の経机に、手作りの「日めくりカレンダー」が置かれていた。31日分のページがとじられ、遠目にも使い込まれている。「6年前に娘が頂いたものです」と壮年は言った
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当時、小学2年生だった娘は、学校でいじめに遭っていた。それを知った地域の女子部員が、そのカレンダーを作った。ページには池田SGI会長が未来部員に贈った励ましの言葉があり、全ての漢字に手書きで振り仮名も振られていた
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以来、娘は毎朝、御本尊に向かうようになる。カレンダーをめくり、勇気を出してランドセルを背負うのが日課になった。「お姉さんみたいな人になりたい」と口にするようになった彼女。やがて、笑顔でいじめを乗り越えた。台紙は傷み、色あせてきたカレンダーだが、今も大切に、毎朝めくられている
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形あるものは、いつか壊れるかもしれない。だが形や言葉に託して届けた真心は、時を超えた「心の財」と輝く。残り100日を切った今年も、最後まで、そうした「財」を積む日々でありたい。(洋)
【聖教新聞:2016年(平成28年)9月27日(火)付】
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