赤のまんま/今日の俳句 ≪第2291号≫
≪2016年(平成28年)10月16日(日)≫(旧暦9/16)
板塀に継あててある赤のまま 遠藤梧逸
ひと恋へば野はきりさめの赤のまんま 三橋鷹女
長雨の降るだけ降るや赤のまんま 中村汀女
産小屋を今は用ひず赤のまま 清崎敏郎
積み捨てし水禍の畳赤のまま 渡辺文雄
※ 赤のまんま・赤のまま・犬蓼
イヌタデのことである。辛みがなく、用にたたぬので、この名がある。イヌタデはがんらいは食用にならぬタデ類の総称であったという。粒状の紅花を赤飯にたとえて赤のまんまと呼ぶ。茎の高さ二〇~四〇センチ(七寸~一尺三寸)ぐらいの小型のタデで、葉は紅紫色をおびている。この変種の白花品に、シロバナイヌタデがある。こどもたちが、ままごと遊びに、つんで用いる。
【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】
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※☆*わが友に贈る*☆※
友の面倒を見た人
支え続けた人には
誰もかなわない。
その人こそ最極の人生を
飾りゆく勝利者なり!
2016年10月16日
※☆*寸 鉄*☆※
源に水あれば流かはかず―御書。「一人を大切に」で広布は伸展。友の中へ
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どんな試練にも必ず勝つとの証しを信心で残せ―恩師。深き祈りから出発
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良書は善に対する意欲をかき立てる―文豪。読書の秋。青年よ思索の暇を
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世界食料デー。廃棄物の4割が「まだ食べられるもの」と。削減へ皆が努力
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癌検診受診率50%へ集中月間。早期発見が治療の鍵。公明よ後押しを更に
【聖教新聞:2016年(平成28年)10月16日(日)付】
※☆*名字の言*※
「1秒をけずれ!」「最後まで諦めるな!」。監督やコーチの檄が飛ぶ。選手が顔をゆがめながら、限界突破の力走を見せる。澄み切った秋空が、青春の挑戦を見守っていた
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実力拮抗の大混戦といわれた今年の箱根駅伝予選会。2年ぶり2度目の箱根出場を決めた創価大学の駅伝チームは、レース前半から上位に食い込む展開だった。20キロの勝負の中で、タイムを意識して走る選手、集団走で順位を維持する選手など、各人がそれぞれの役割を果たした。3位という結果は、日頃の猛練習で培った「チーム力」の成果だ
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結果発表が行われた広場には、昭和記念公園のシンボルであるケヤキの大樹がある。広々とした野原に1本、堂々とそびえ立つが、その幹は、複数の幹が合体したようにも見える。個性が生かされ、合わさった時に最高の力が発揮される駅伝競技の醍醐味を象徴するかのようだ
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予選会は気温16・7度の無風だったが、真冬の本戦では、烈風も、厳しい坂も待っている。だが、創大が誇る抜群のチーム力で、新たな歴史を開いてほしい
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本戦まであと78日。明年1月2日、東京・大手町のスタートラインに立つ「赤と青の縦縞」のユニホームを楽しみに待ちつつ、私たちも人生の最高記録に挑んでいきたい。(朋)
【聖教新聞:2016年(平成28年)10月16日(日)付】
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