浩洋子の四季

古季語を探して、名句・秀句を紹介します。

嫁が君/今日の俳句 ≪第1991号≫

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≪2015年(平成27年)12月21日(月)≫師走(旧暦11/11)

 

 どこからか日のさす閨(ねや)や嫁が君
       村上鬼城

 ぬばたまの寝屋(ねま)かいまみぬ嫁が君
       芝不器男

 空部屋の蚕室を駆ける嫁が君
       瀧澤伊代次

 新たなる趣味を齧りて嫁が君
       石倉千賀子

 美しき名を貰うてゐても嫁が君
       水田むつみ


※ 嫁が君
 ネズミのこと。関西方面の方言である。 仙台・宮城県登米郡・群馬県碓氷郡・愛知県北設楽郡岡山県邑久郡とは、《嫁では御》、丹波地方では、《嫁ごぜ》、熊本県天草島では《嫁女(よめじょ)》と呼ぶ。
 正月三が日は、めでたいので、ネズミというのを忌んで、こう呼ぶのだが、ネズミは大黒様のお使いと信じられており、地方では正月にネズミにお供え物をするところが少なくない。もちろん、正月が過ぎれば、ネズミ退治が始まるのである。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】

 

 

       ※☆*今週のことば*※

 

 年末年始のあいさつは
 温かく心を結ぶ。
 「仏種は縁に従って起る」
 明るく爽やかに
 仏縁と友好の拡大を!

         12月21日

 


       ※☆*寸 鉄*☆※

 

山光の誇り輝く男子部幹部会・鳥取・島根の若師子頼もし!新時代の開拓を
        ◇
和歌山の日。共戦の魂が脈動する大関西の雄よ!新たな常勝の金字塔必ず
        ◇
「友好期間」が開始(スタート)。友人と交流、親子で語らい。健康・無事故で有意義に
        ◇
「仏になるみちは善知識にはすぎず」。共に励まし共に向上!創価の勝利道
        ◇
学童保育の待機児童が1万7千人と。母と子の笑顔守る社会へ。対策急げ


聖教新聞:2015年(平成27年)12月21日(月)付】

 

 

       ※☆*名字の言*☆※


民音が海外からの初の招聘公演を行って、きょう21日で50周年を迎える。以来、交流国は105カ国・地域に広がり、演奏会は7万8000回を数える

民音公演で来日を重ねた一人に、オーストリア声楽家・サイフェルト博士がいる。彼女の両親は盲目で、幼いころから2人の手を引いて生活していた様子を、池田SGA会長との対談で語っている。父は優しく、母は厳格。愛情に包まれて育った博士は、SGI会長が作詞した「母」の曲を“おはこ”とした

博士には初舞台の時からの習慣がある。終演後、客席に花束を持っていき、聴衆に配ることである。それは「感謝のしるし」と博士は言う。「私がこれまで達成したことは、どれ一つとっても、自分一人で成し得たことではありません」とも

仏法では「四恩」を説き、その第一に「父母の恩」を挙げる。日蓮大聖人は、自身を育ててくれた父母の恩を、須弥山や大海よりも高く深いと仰せだ。そして、その大恩に報いる道として、“1日に2、3度は笑顔で接する”など、具体的な実践を示されている

広布に存分に励み、成長していく陰には、家族の支え、そして幾多の学会の“父母”たちの祈りと励ましがある。一年の終わりに、心からの感謝を言葉にして伝えたい。
              (蹴)


聖教新聞:2015年(平成27年)12月21日(月)付】

 

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